第8回 ゲームが子供をダメにする!?
私が小学生の頃であった1880年台はまさに任天堂ファミリーコンピューターが台頭し、小学生のみんなが学校でテレビゲームと野球の話をしていたように思う。私もまさにテレビゲーム世代なのであるが、その頃に大人の中で言われていたことは、「テレビゲームは子供をダメにする。」ということだった。

その具体的な内容としては
・テレビゲームの影響で子供が外で遊ばなくなる。だから、体力的にも悪影響があるはずだ。
・テレビゲームのほとんどは一人で遊ぶものだ。だから子供達の間で協調性が生まれなくなる。
・目が悪くなる。
・テレビゲームばかりやっていて、本来、勉強するはずの時間が奪われる。
・ゲームは攻撃的だ。簡単に人を殺すようなシーンがあり、子供が真似をするか心配だ。
多少のポイントのずれはあるかもしれないが、大方としての論調は上記のとおりだったように思う。しかし、今、思うこととして、(例えばあまりに論理が行き過ぎたようなネトゲ廃人の問題などの場合は除くとして)ほとんどのこの論調は今となっては全くの的外れだったように思う。ゲームが原因で攻撃的になった例は私は知らないし、そもそも目が悪くなるプロセスはいまだに解明されていないようだし、ゲームによって協調性がなくなる、ということなのであれば、一人で勉強することで協調性がなくなるといっているようなものである。
どうも人間は生来、新しい技術、新しい道具、新しい概念を最初にとりあえず否定する、という傾向があるように思うのである。保守、自己保身だろうか。変化を恐れる、ということだろうか。この傾向はとくに日本人に当てはまるような気がする。

ゲーム全盛期の世代を通過した世代の人間は、ほぼ全員が普通にPCを使ってビジネスをしている。ボタンを押してenterを押せば、何かしらのアクションがなされる。これはゲームを通じてコンピューターに触れ合えたからこそ、なんなくこなすことができると思う。逆にほとんどゲームを触れたことのない世代、今の70歳以上の方々の中にはコンピューターや携帯電話にかなり疎い人を多々、みかける。もちろん、今の時代、コンピューターなしではビジネスはできないし、考えられない。タイピングが速く、プログラミングも素早い人が会社では重宝される。Excelなどを利用し、すばやく資料を作れる人が有能と評価される会社も多々あるだろう。
だから、ゲームが子供をダメにする、という論調は全くの的外れだったと思うのである。